第 306回 三崎談話会

第 306回 三崎談話会

第306回の「三崎談話会」の開催が決まりましたのでご連絡いたします。今回は対面とオンラインのハイブリッドでの開催を予定しております。参加ご希望の方は、下記のGoogleフォームでご回答下さい。zoom URL等の情報が返信されます。皆様のご参加をお待ちしております。

日時:2024年9月24日(火) 16:00〜

場所:東京大学三崎臨海実験所 教育棟講義室/zoomのハイブリッド開催

参加申込:http://forms.gle/Nd3sqZjqfrsH3bU46 【締切:前日(9/23)17:00】

 

動物の生き生きとした振る舞いに内在する制御のカラクリを探る

石黒 章夫
(東北大学電気通信研究所,教授)
安井 浩太郎
(東北大学学際科学フロンティア研究所,助教)

生物は,進化という壮大な試行錯誤の場を通して,優れた機能や構造,能力を獲得してきました。これらの中には,未だわれわれが知り得ぬ非自明なからくりが内在しているに違いありません。本講演では,「制御」という視座から動物が示す生き生きとした振る舞いを生み出すからくり(制御原理)を考えてみたいと思います.そのために,まず身近な動物であるイヌやウマなどの四脚動物が示す巧みな足さばきに着目したわれわれの研究を紹介します。この現象の発現には,興味深い(そして驚くほどシンプルな)自律分散的な制御スキームが鍵となり得ることを示します。また,最近,環境や移動速度に応じて運動パターンを柔軟に変化させるムカデに着目した研究も精力的に進めています.行動実験や数理モデリングを通して見えてきた多芸多才な振る舞いを生み出す制御のからくりについてご紹介します。本講演を通して,われわれがロボット工学者の立場から解き明かそうとしている,生き物らしい制御のありように興味を持っていただければ幸いです。

お問い合わせ:
三崎臨海実験所 博士課程 千代田 創真(世話人:schiyoda@g.ecc.u-tokyo.ac.jp)
三崎臨海実験所 教授 三浦 徹(miu@mmbs.s.u-tokyo.ac.jp)

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